SIGMA DP2 merrill を購入しました
昨年(2020年)の11月に、シグマのフォビオンセンサー DP2 merrill を購入しました。ひとつ前の世代の機種なのですが、フォビオンは難しいという話を聞いていたので、お試しでこのカメラにしてみました。
2か月ほど使ってみたのですが、果たして私の手に負えるカメラなのだろうかと、少し心配になってしまいました。
撮影するたびに、手にするたびに、怖いカメラとなっていきます。
オリンパスのE-P5 はふざけて撮っても、どこか許してくれそうな、良い意味でユルさのあるカメラなのですが、メリルは、変なことしたら怒られそうな、真面目なカメラなのです。
といっても、写真機なのですから、シャッターを押せば写る訳で、難しいことは後で考えようと、闇雲にとってみたりしています。
SIGMA DP2 merrill で撮ってみました
フォビオンの繊細な描写を目指しているのですが、なかなかうまくいきません。試行錯誤が続きます。
私は、時々森に行きます。
谷戸に降りると、周囲は木や草が密生し、自然の色と匂いに包まれます。
湿度の高い普段とは違う空気が、森の奥から漂ってきます。
フォビオンの眼差しは、枯れた葉の、そのリズミカルな旋律を、少し遠慮がちに映し撮ってくれます。
フォビオンセンサーのカメラを持つと、多くの人が、植物を撮りたくなるそうです。
どうしてそうなってしまうのでしょう。
それは、言ってみれば、通過儀礼のようなものなのです。カメラが、植物の葉脈を求めているのかもしれません。