秦野・伊勢原、そして丹沢の山々

神社仏閣巡り、丹沢の山歩き、大山街道探索

生活文化建造物遺産をオリンパスペンで記録する

夕暮れ間近のこの時間

カメラを富士フイルムからオリンパスに変えたので、試し撮りをすべく、あの場所に行ってみました。あの場所と言っても、何も特別なところではありません。米軍の管理下(多分)の小さい農地です。

そこに、ビニールハウス(らしきもの?)があり、見ようによっては、怪しい佇まいをしているのです。

陽が少し傾き始めた時間、それでもまだ残っている強い光が、小屋の陰の部分に、徐々に闇を作っていきます。

マジックアワーまでには、まだ間がありますが、私は、ドラマチックなこの時間が好きです。

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こういう被写体は、うかうかしていると突然撤去されたりしてしまうので、油断がなりません。撮れる時に撮っておく。これ、日常記録写真の基本です。

古いアパートや団地や給水塔や工場や倉庫などなど、当たり前すぎて見過ごしそうになる、あれやこれやの生活文化建造物遺産を、それが存在している間に、記録しておくべきだと思うわけです。

生活文化建造物遺産などと、大げさな言い方になってしまいましたが、気持ちのどこかに、権威主義が居座ってしまっているのでしょうか。まあ、「日本路地裏学会」とか「偽ライカ同盟」などの言葉を安易にリスペクトしたということです。

何れにしても、概念はカメラに宿ります。オリンパスペンは、自分の生活範囲内にある日常風景を残しておきたくなる、そんな気持ちにさせるカメラのような気がするのです。