カメラとの距離感を考えてみました
寒桜と雀、E-P5で雰囲気を写しました。
近所にかなり広い市民農園があり、その通路脇に寒桜が咲いていました。今年は暖冬だったので、すでに散り始めています。花蜜を求めて小鳥たちが集まってきます。この日はスズメがたくさんいました。
カメラはE-P5、レンズは14-42mmです。とても野鳥写真を撮れる装備ではないので、スズメをアップで撮ることはできません。
雰囲気写真です。寒桜の枝ぶりや、やわらかな2月の空をバックに、羽毛を膨らませたスズメが撮れていれば良しとします。
ゆる鉄ならぬ、ゆる野鳥、みたいな・・。
14-42mmのパンケーキレンズは、ゆるーく撮るのが粋というものです。ピント至上主義的野鳥写真を、このレンズに求めても、すぐに玉砕してしまいます。
こんな、ちょい古のカメラとお手軽レンズですから、ちゃんと撮れない理由を、カメラとレンズのせいにできます。これは、精神安定上、大切なポイントで、万年初心者である私の、ストレスを軽減させる生活術なのです。
もし、最新鋭の装備を設えたカメラであったら、これはもう、全ての結果を、自分の責任としなければなりません。そんな障壁を乗り越えてこそ、正しいカメラ人類の資格があるとしたら、そんな苦行は他の人にお任せします。私はコソコソと、ごめんなさいね、などとつぶやきながら、楽なカメラ人生を歩きたい。まあ、そんな感じでしょうか。
ほらね、だから、こんな写真を投稿しても、カメラが古いから、レンズが貧弱だから、などと言い訳してしまうのです。
でも、それは対外的な建前であって、本当は、こんなダメダメ写真が好きなんですね。
ナショナルジオグラフィックに掲載されるようなピントバッチリ写真も良いけど、こんな脱力系写真だって、いいじゃん。なんて思うのであります。